原子は,電子と原子核(陽子と中性子)からなっています。これらの発見過程には経験的な実験が行われています。この考え方は,理論や方法が発展してきた現代においても非常に強力な武器となりえます。
研究は 基本的に誰も知りえない対象について「研究」します。
これらの研究データに対して,どのような姿勢で挑むのか?
それもまた,研究室で身につけてもらいたいことのひとつです。
電子【1個】の電気量は「1.602×10-19C」で,質量は「9.11×10-31 kg」です。
この【とてつもなく小さい値】を どのように算出したのか?
▼ 今回はそんなお話です。
トムソンの実験と比電荷の式
J.J. トムソンにより比電荷(電気素量と質量の比)の式が明らかになりました。この本質は質量分析計に活かされています。
ミリカンの実験と電気素量
ロバート・ミリカンとハーヴェイ・フレッチャーによる「油滴」を用いた電子1個の電気量を明らかにする実験です。この経験的に最大公約量を用いる考えは是非とも知っておいてください。
皆様の自学の助けになれば幸いです!
コメントを書く