2025年5月28日に社会人力の養成を主とした応用化学研究基礎において，株式会社KTグループの堀江まゆみさんと横浜市金沢区区政推進課の木村さんに講演していただきました。両講師ともに約40分間にわたって講演され、学生は地域社会や産業界とのつながり、そして自身のキャリアを考えるきっかけを得ました。
第一部：企業と社会をつなぐディーラーの役割とは
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株式会社 KTグループ
（神奈川トヨタ自動車 人材開発部 リクルート室 室長）
堀江 まゆみ 氏
KTグループ
神奈川TOYOTA
GREEN EXPO 2027
堀江氏は、自動車ディーラーとメーカーの違いや、自社の多角的な事業展開、さらには自身が関わる「GREEN EXPO 2027」について解説しました。講演では、「就職活動の目的とは何か？」という問いを学生に投げかけ、社会貢献や企業の将来展望に着目した企業研究の重要性を強調。学生たちはペアワークや質疑応答を通して主体的な学びを深めました。
また、KTグループが自動車販売にとどまらず、保険、通信、アウトドア事業まで幅広く展開していること、そして2027年に横浜市瀬谷区で開催される国際園芸博覧会（GREEN EXPO 2027）への出展計画など、地域密着型企業としての新たな挑戦が紹介されました。
最後に，学生への一言として
「自分が何のために就職活動をするのか――その問いを、まず自分に投げかけてください。」
第二部：地域の「今」と「これから」を支える理系人材
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木村課長は、金沢区の都市計画や歴史を踏まえた地域産業の特色、そして今後の課題について語りました。特に臨海部を中心とした製造業の存在、ファスナーや釘などのニッチな産業が地域経済を支えていることに言及。また、地域の少子高齢化という課題を挙げ、「理系人材の地元定着と企業との接続が、地域の未来を支える鍵になる」と語りました。
今後は、地域の魅力を若者に伝えるために、デジタルプラットフォームや新たな参加の仕組みの導入を進めたいという展望も示されました。
講演後
講演後も，学生さんから質問がありました。
講演後のアンケートでは「企業と地域の密接なつながりを実感できた」「自分の就職活動を見直す良い機会になった」といった前向きな意見が多く寄せられました。今回の講義を通じて、学生たちは企業活動と地域社会の相互作用を学び、応用化学を学ぶ理系人材としての社会的役割について改めて考える時間となりました。
今回，講演を調製させていただきました。
教室という枠を越えて、実社会に触れる機会を持つことは、学生の視野を広げ、学びの深さを変える力があります。今後も地域や企業と連携した講義を積極的に展開していきます。
広報
理工学部にも掲載していただきました＞ [応用化学] 地域と産業を学ぶ応用化学研究基礎特別講義
今後とも，友野ラボ × SAI をよろしくお願いします。
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