当大学の八景キャンパス構内には、世界最古の花「大賀ハス」が植えられています。
八景キャンパス構内のセブンイレブンの斜め前;フォーサイト正面入り口のすぐ近くにある「半月状の池」に大賀ハスが植えられています。
大賀ハスの詳しくはウィキペディア(Wikipedia)にもありますが、
1951年に関東学院大学で非常勤講師をなされていた生物学者の大賀一郎博士が、千葉県千葉市検見川にある遺跡の地下6メートルにある縄文時代の泥炭層(およそ2000年前の地層)から、ハスの実を3粒発掘しました。その3粒のうちの1粒が翌年に発芽育成し、およそ2000年ぶりの1951年7月18日にピンクの大輪を花を咲かせました。
このニュースは国内外で報道され、アメリカのLIFE誌にも「世界最古の花・生命の復活」として掲載されています。>> 当時のLIFE誌@日本蓮学会
大学内の大賀ハスは残念ながら一度絶滅したそうですが、大賀先生のゆかりの東京都府中市大賀ハス管理会議から再度譲り受け栽培されています。もともとはオープンチャーチ付近に植えられていたそうで、現在の場所に移転してからは・少なくとも私が関東学院大学に着任した2017年からは大賀ハスが「花を咲かせた」ところは見れていません。
しかし、今年は例年と少し違う気がしています!
いつもより葉っぱが多い!がんばれ!
着任早々に学内を散歩していて小学生の時に資料集でみた「2000年ハス(;大賀ハス)」の存在に気が付き、池に入っているペットボトルなどのゴミも秘かに取り除きつつ、毎年チェックしていました。
化石を考慮すると、ハスは1億年前から出現しており、まさに恐竜と同じ空気を吸っていた花です。花言葉は、「清らかな心」「神聖」であり、泥水の中から生じるピンクの綺麗な花と馥郁たる香りが特徴と言えます。
ハスの開花時期は7月―8月です。
ハスの花は4日間咲き、2日目の花が一番美しいといわれています。
どうぞ、オープンキャンパス等で皆さんも構内に足を運ばれた際には、運が良ければ「2000年前の風景」を感じることができるかもしれません。なお、「絶対見たい!」という方は、市花が大賀ハスの千葉市HPで「全国で大賀ハスが見れる場所」を公開しています。
そして、あまり知られていませんが、
近場でいえば、横浜市南区にある「横浜市こども植物園」には、
息子の頭の上にリンゴを載せて射抜いたウィリアム・テルのリンゴ
息子かわいそう・・・
万有引力の逸話で知られる【ニュートンのリンゴ】も観ることができますし、
中学校で軽く学んで、高校で深く学ぶ、遺伝の法則である「メンデルの法則」で知られる【エンドウ豆】ではなく、【メンデルのぶどう】もあります。
※注意※ 写真は「メンデルのぶどう」ではありません。
ぶどうと聞くとワインと連想しますが、その後メンデルのぶどうは完全に枯れ、東京大学付属小石川植物園のメンデルのぶどうを逆輸入したとのことです。なお、アルゼンチン産ですが「メンデル」というワインはあります。フルボディで温かみのあるワインです。日本でも飲めます。
教科書の中での知識にせずに、外に出て様々なものを経験していただければと思います。
[…] 以前,当大学に「世界最古の花 大賀ハス」が植えられていることを記事にしました。> コチラ […]