備忘録として,当ラボの学生さんのためにこれまで蓄積してきたことを公開します。
はじめに
さて,このブログにたどり着いた先生たちは,自身の授業動画をYouTubeにアップしようとほんの少しは考えている人だと思います。(※なお、教員志望の学生さんなど,YouTube動画をアップしたい人も読んでいただければ写真付きで説明しています。)

始めてみようと思った理由は様々だと思います
。
- 他の方のYouTube授業動画を視聴して (俺の方がうまい!)
- 感染症で授業動画のストックがある!
- 情報発信したい!
- 同僚の先生が始めた!
小・中規模の研究室を運営している先生ほど,「YouTube授業動画をアップすれば良いのに!」っと今だからこそ胸を張って言えます。特に,教員志望している学生さんは特に!理由は巻末に書いてあります。
私自身も,やったほうがいいとわかっていたのに,感染症に後押しされて始めました。
今では,始めて良かったと心から思っています。
さて!
動画を撮影して,YouTube活動を始めたいけど,どうすりゃいいの!
このように悩んで二の足を踏んでいる方も多いはず。
Youtube始めるために何をすればいいの?
編集は?
アップロードの仕方は?
え?
考えれば考えるほど,疑問は増えるばかりで「めんどくさ乁( ˙ω˙ 乁)」となりますよね。
そこで、「アカウント作成」から「動画のYouTubeアップロード」までを解説します。皆様のYouTube動画作成の助けになればと思います。
なお,本ブログの巻末に,「大学教員がYouTube授業動画を始める利点」について述べています。
YouTubeのアカウントの作り方

【YouTubeのアカウント作成】には「Googleのアカウント」が必要です。すでに、アカウントを持っている人であれば新たに作成する必要はありません。たいていの人が、すでにグーグルアカウントを持っているかと思います。
グーグルアカウントの作成方法
まずは,次の「自分用」のグーグルアカウント作成画面に移動してください。
入力する項目は下記の5項目です。
- 氏名・ユーザー名・パスワード
- 電話番号の認証
- 生年月日・性別を入力
- 電話番号の活用の有無
- 利用規約に同意
大事そうなところだけ,説明を書いておきます。基本的には,手順通り入力すればグーグルのアカウントは取得できます。
【氏名・ユーザー名】

入力は,「氏名」「ユーザー名」「パスワード」の三つでOKです。
「氏名」の入力内容に関しては,【認証】がありませんので,ニックネームでも良いですが,今後グーグルアカウントを使っていくのであれば,本名(あるいはローマ字)がおススメです。
ここで入力した氏名が,あらゆるGoogleのサービスに表示されるからです。氏名は後からでも変更できます。
「ユーザー名」はGmailアドレスにもなります。「〇〇〇@gmail.com」の〇〇〇がユーザー名です。このアドレスを使って,メールを送信することもできますので,きちんとしたメールアドレスにしましょう。
なお,氏名と違って「ユーザー名」は変更不可です。
【電話番号の認証】

アカウントのセキュリティ保護のために,電話番号の登録が必要です。
Googleのアカウントに何かあれば,登録した電話番号にショートメールが届くということです。
さて,国選択で「日本」を選択したあとに,初めの「0」をのぞいた番号を入力します。
例えば、「090-1234-5678」であれば,「9012345678」です。
この電話番号の入力は,PWを忘れた時や認証コードを受取る際に必要です。入力して「次へ」を押すと,携帯番号に「6桁の番号」が届きます。
ショートメールで「ポッーン♪」って届くかと思います。
その6桁の番号を入力して「確認」を押せば,認証されます。
あとは,流れ作業でグーグルアカウントを取得することができます。
YouTubeアカウントの作成フロー
さて,グーグルアカウントも登録できたら,YouTubeアカウントを作成しましょう。
まずは,Googleで「YouTube」にアクセスします。
YouTubeは「ログイン」しなくても動画を視聴できます。
「グーグルのIDとパスワード(以後,PW)」で,YouTubeに「ログイン」できます。
「ログイン」することで,「いいね」や「チャンネル登録」をすることができます。
YouTubeへの「ログイン」は,YouTubeのサイトにアクセスして,右上の【ログイン】をクリックします。
ログインアイコンをクリックすると,Googleアカウントにログインするためのウィンドウが出てくるので,グーグルアカウントの情報を入力すればログイン完了です。

「アカウントの作成」をクリックして,必要事項を入力すれば進むことができます。
YouTubeアカウントの作成メリット
YouTube動画をアップロードするつもりがない人でも,YouTubeアカウントを作成しておくことをおススメしています。
多分、今の若者さんたちは,みんな知っているメリットですね。
メリット
- チャンネル登録できる: わざわざ検索する必要がなくなります。また,新しい動画がアップロードされるとYouTubeアカウント内の「お知らせ」に通知が来ます。
- 再生履歴の確認: 途中で見るのをやめた動画も再生履歴から再度視聴ができます。YouTubeでは関連動画が紹介されます。関連動画を検索せずに視聴して面白かった時,タイトルも誰の動画かもわかりませんよね。この再生履歴を見れば、見逃した動画や面白かった動画を探す手間がなくなります。また、過去に見た動画をもう一度見たいとき。探す手間が省けます。便利!
- 動画へのリアクション「いいね」「低評価」「Thanks」:私は,モノづくりや料理系のYouTubeを見ていると感動します。その時に、いち視聴者として動画作成者に「感謝の意」を示すことができます。動画作成者も「いいね」貰ったほうが嬉しいはずです。さらに感動する動画作成のモチベーションになるかと思いますので,「いいね」押しています。
- 「後で見る」動画のブックマーク: 通知やネットサーフィンをしている際に、面白そうな動画を見つけたとしても,「すぐにみること」は出来ないかもしれません。その際には、ブックマークを付けて後で視聴することができます。
YouTubeチャンネルの作成メリット
少しわかりにくいですが,「YouTubeアカウント」と「YouTubeチャンネル」は別物です。YouTubeチャンネルを作成することで,以下の機能を使えるようになります。
- 動画のアップロード
- 再生リストの作成
- コメントの投稿
上記の内容を順次解説していきます。
YouTubeチャンネルの作成
動画をアップロードするためのチャンネルを作成します。
画面右上の「アイコン〇」をクリックすると,下記のウィンドウが出てきます。

アカウント名の下にある「チャンネルを作成」をクリックします。
・チャンネルを作成する方法を選ぶ画面にアクセスします。

「名前」を変更しても変更しなくても構いません。
これで「チャンネル作成」を選べば,チャンネルが完成します。
他,様々な設定等がありますが,それはまた【別の記事】にします。
大学教員がYouTube授業動画を始める利点
コロナ禍のおかげで,授業動画のストックはあるでしょうから,是非とも色々と編集して,学内外に自分の授業動画をアップロードすることで,自分の授業を見直すきっかけになればと思います。みたいな・・・
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はじめに,
マインドを説明
尚,このマインドは「これから研究室に入る学生さんの立場になって考えてもメリット」しかありません。
組織に属さないフリーな方以外は,読んでいただければ
「俺も、、、始めてみようかな」
と感じると思います。
中小規模の研究室を運営している研究者あるいは授業を持っている研究者の方は,研究室に配属された学生さんに対して一度は必ず思うことがあります。

「授業でやったよね・・・」 です。
先に言っておきますが,学生は1nmも悪くありません。
私も含めて教員が”勝手にがっかり”しているだけです。
さて,
>> なぜ 授業内容を覚えていないのか?
そりゃ,当たり前です
>>> 研究で使うかどうかなんて知らないからです。
>>> 授業を受けていた先生の研究室に入るなんて学部1-2年の学生さんは想像もしていないです。
我々,研究者だって,使うかどうかわからない装置の原理なんて「うる覚え」でしょ?!
それを学生さんに求めるのは「酷」ってもんです。
でも,覚えていてほしいですよね。(手間だし!)
もう,感の良い人はお分かりのとおり,これを解決できるのがYouTube授業動画です。
研究内容の引継ぎについて
さて,【手間】と書いた理由も説明しておきます。当ラボはエネルギー創生と貯蓄に関する研究を行っています。>>研究業績はコチラ。>> 研究装置はコチラ (測定から解析を熟知して学生は卒業します)
さて、
研究室には,学部3年の秋学期から配属されます。
学部4年生で卒業する学生さんにとっては,【1年半(18か月)】の研究生活です。
お忘れかもしれませんが,この研究生活には就職活動の期間が含まれています。
学部4年生以上の修士の学生さんがいれば,研究装置の使い方からアウトプットの仕方まで指導を分担できますのでだいぶ助かります。
修士学生さん!!
マジありがとう!学部学生の指導も将来に活きます!
研究の引継ぎは,なかなか細部までは「学生本人が困って先輩に聞いた時に初めてちゃんと引き継がれるもの」で,引継ぎには完璧というものがないと言えます。
先輩としても後輩としても,ちゃんと引き継いでいるつもりでも「実際に手を動かしたり,トラブルに直面して対応したこと」がなければ,先輩の経験を「すべて」引き継いだとは言えません。
会社でもそうでしょ。
完璧がなかなか難しい「研究内容の引継ぎ」。
これを,研究室を運営している先生や先輩たちが,研究を進めていく過程で,【その都度】説明しています。会社でも引継ぎ後もサポートしますよね。あれと一緒です。
学生のため・研究のため・世界をより良くするため,手間を惜しまず指導しています。
「授業でやったことを覚えておいてもらいたい!」と先生が思うのも「ほんのちょっぴり」許してあげてください。
YouTube動画を始める利点
さて,引継ぎ問題について,「この本で調べてみて」や「あの授業で説明した」とかもありますよね。
研究室ホームページに授業資料をアップしている先生は,この辺りを考慮していると想像できます。
とはいっても,
- 【学生】この研究内容を解決するために,この本のどこ見ればいいの?
- 【学生】読んだけど,よくわからん。
- 【先生】(違うとこ,読んできたな・・・)
- 【先生】(ここ読んで,というかところどころ大事で,結局,全部大事だな・・・)
ですよね。
これを,解決したのがYouTubeの授業動画です。
とりあえず、この授業動画みてみて。
の後に,内容を補足するだけです。
ゼロから教える必要はありません。
自分の分身がYouTubeにいるからです。
自分の分身に任せられるのです。
YouTube動画が研究を円滑に進めていく上でのラボの財産
となる訳です。
授業の振り返り
編集作業は,別の記事でアップしますが,この編集作業がなかなか良かったです。めんどくさいんではありますが,自分の授業を客観的に聴講することができます。
この辺 説明が雑だな~
とか
この辺 もうちょっと詳しくやったほうが 次のこれがわかりやすいな
みたいな。極めつけは
これって、こうやったら今の研究に利用できるんじゃん??
っていうのもあります。
オープンキャンパス
コツコツ撮り続ければ,オープンキャンパスに提供できる授業動画もできてきます。
受験生にとっても,大学の授業がどんなものなのか伝えることができます。
授業動画をあげるモチベーション
モチベーションは人ぞれぞれかと思います。私の「一番めんどくさい」は撮影準備でした。
いざ,撮影しようと思った際に,「カメラ位置」「黒板の位置」「照明の位置」「あんちょこの場所」等々,モチベーションが下がる原因です。
「今、やろうと思ったのに!(夏休みの宿題のようなイメージ)」
そこで,簡易的なスタジオを作りました。基本的にしまわず,出しっぱなしです。
- 三脚にカメラをセット (地震で倒れて壊れたら泣いちゃうので,毎回三脚から外しています。5秒で取り付けです)
- あんちょこ用意して (パサッと置くだけ)
- 照明持ってきて (床に目バリを貼ってます。)
- 録画ボタンしてぱっと見の画面構成を確認して (たまに,三脚の位置がずれている)
- 撮影スタート
撮影スタートまでに,5分もかかりません。
使用機材
三脚
三脚も色々購入しました。2点こだわりがあります。①個人的には185cmまで高さがある,②一脚兼用の下部三点式がおススメです。
① 色々な方の動画を見てお分かりの通り,若干「目線より上かほぼ同じ」から撮影しています。私の身長は185cmなので,それと同等の高さまでのびてくれないと「上目づかい」となりません。
② 下部の三点式でないと,かなりスペースをとります。簡易的なスタジオを作るには,コンパクトが必須です。ただ,上部の三点式と違って,見た目が不安定な感じがするのでカメラは外しています。
黒板
これは,失敗しました・・・というのも,高さが169cmしかありませんでした。なるべくコンパクトにしようと考えて,横幅が200cmと180cmで悩み・・・180cmを購入しました。
届いたら,高さが169cmしかないというオチです。
私は185cmあるので,立って授業をすると頭が出ちゃいます。
ご存じの方もいるかと思いますが,座って授業しています。
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