理工学部コース横断型 修士中間発表会 第1回

理工学部コース横断型 修士中間発表会 第1回

2022年5月10日(月曜日),理工学部【初】のコース横断型(ごちゃまぜ)修士中間発表会を実施しました。

昨今の感染症対策として,ほとんどの学会が「遠隔」となっています。移動コストがないメリットはあるものの「遠隔」は「対面」とはやはりおおきく違います。

会場で対面でやる発表はやはり独特の空気があります。

対面学会の大切さ

2019年からコロナウィルスによる感染症対策が行われました。つまり,現在の修士学生は「対面」での学会発表を経験したことがありません。

「知っている」と「経験したことある」はやはり違うものと感じています。

  • 学外の学会での会場の雰囲気
  • 見知らぬ専門家と思われる先生の聴講
  • 学内では経験したことのない切り口の質問

社会に出る前にぜひとも経験していただきたかったのです。

そこで,理工学部の有志教員の協力で,理工学部コース横断での修士発表会が開催できる運びとなりました。

当ラボの参加者

当ラボからは、沖口さん、阿部さん,佐藤さんが発表しました。

阿部さん

研究業績等は こちら

佐藤さん

研究業績等は こちら

沖口さん

研究業績等は こちら

参加した他学科の先生からの鋭い質問を多数いただきました。

当ラボの学生一同「参加して良かった」「楽しかった」とのことでした。

開催して良かった!

また,他学科の「刺激的な」研究内容や発表・プレゼン資料には「知的好奇心」をくすぐられました。

他学科において専門性を高めてきた学生間で繋がりができることは卒業後の財産にもなりうると感じました。

当日の発表目次

発表者の目次および関連研究室は以下の通りです。

【目次(発表順)】

  1. 竹炭/CNT 基板上の2種の金属錯体を含む層状マンガン酸化物による光キャパシタ電極の作製
    /阿部 真弓 @応用化学・友野研究室
  2. 6Li におけるガス的 α+d 構造状態の研究
    /飯田 新 (いいだ あらた)@数理物理・船木研究室
  3. 2019 年台風 15 号による高潮の再現計算
    /宇木 諒大 (うき りょうた)@土木都市防災・福谷研究室
  4. マゼランペンギンの辛味受容体 TRPV1 の解析
    /内田 千尋 (うちだ ちひろ)@生命科学・海老原研究室
  5. 竹炭/CNT 炭素系混合電着膜と[Co(en)3]を層間イオンとする層状 MnO2 の 複合電極を用いた水素生成
    /沖口 陸 (おきぐち りく)@応用化学・友野研究室
  6. ホルスフィールドリクガメの酸味受容体のクローニング
    /紺谷 匠 (こんや たくみ)@生命科学・海老原研究室
  7. オゾンファインバブルによる硫酸銅めっき液の添加剤除去
    /佐々木 勇輝 (ささき ゆうき)@応用化学・田代研究室
  8. 凝集能とイオン交換能を有する層状マンガン酸化物による有機色素分子の イオン選択性と分解
    /佐藤 匠 (さとう たくみ)@応用化学・友野研究室
  9. ゲル化炭化水素の摩擦特性
    /武井 吾諭 (たけい あきと)@先進機械・堀田研究室
  10. 潤滑油中のフラーレンの濃度がチェーンの伸び量に及ぼす影響
    /戸嶋 玲斗 (とじま あきと)@先進機械・堀田研究室
  11. 宇宙軟 X 線観測用 CMOS センサの開発
    /中村 彰太郎 (なかむら しょうたろう)@数理物理・中嶋研究室
  12. 機能性めっきを用いた潤滑油不要の転がり軸受の開発
    /水野 泰輔 (みずの たいすけ)@先進機械・堀田研究室
  13. 味覚受容体機能解析のための細胞構築
    /渡辺 初音 (わたなべ はつね)@生命科学・海老原研究室

急な開催にもかかわらず、ご協力いただいた発表者の修士学生に深くお礼を申しあげます。

最後には,参加者一同で集合写真を撮影しました。

これがきっかけで,理工学部横断で研究チームが発足するとか面白そうです。

次年度もぜひご参加ください!

関連研究室

■生命科学コース:海老原研究室 新家研究室
■数理・物理コース:中嶋研究室 船木研究室
■応用化学コース:友野研究室 鎌田研究室 田代研究室 盧研究室
■先進機械コース:堀田研究室
■情報ネット・メディアコース:高橋研究室
■電気・電子コース:石坂研究室
■土木・都市防災コース:福谷研究室

当大学のTOPICSにも掲載していただきました。

理工学部と工学研究科がコース横断の研究発表会を実施

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