【おすすめ図書】歴史に残るにはワケがある!ビーカーくんシリーズ@うえたに夫妻

【おすすめ図書】歴史に残るにはワケがある!ビーカーくんシリーズ@うえたに夫妻

当ラボは教員志望の学生が多いのも特徴です。一応、徐々にではありますが「爪痕」も残しているのではないかと思っています。今年も,○○市の教員採用試験に【学部4年生】で合格しました。

2年連続!おめでとう!

さて,教員志望の学生が多いことからも,指導教授が「何も知らない!」というのもまずいかと思いまして,ちょくちょくいろいろな書籍を漁っては学生さんに紹介しています。

今回紹介するのは,集中力が切れた生徒の心をわしづかみにする「雑学」ネタが手に入る本です。

夫婦イラストレーターユニット「うえたに夫妻」

今回紹介する書籍は「うえたに夫妻」の「ビーカーくん」です。「うえたに夫妻」のイラストは理系心をくすぐるものばかりで、私も秘かにグッズを集めています。また,なによりも読んでいて「面白い」です。

「うえたに夫妻」のこの本がおススメしたくブログに書いた

今回,教員志望者の学生さんに紹介したい本は「歴史に残るにはワケがある 実験器具のゆかいな博物館 ビーカーくんとすごい先輩たち」です。

これが、面白い!Amazonのサイトで,前半を読むことができます

この本の目次は以下の通りです。

  1. 観察する実験器具
  2. はかる実験器具
  3. 計算する実験器具
  4. 電磁気(電池と磁石)に関する実験器具
  5. 真空・光に関する実験器具
  6. ガラス(酸素が燃焼していることを証明)器具

かわいいイラストを通して,実験器具の【科学史】を学べる構成となっていて,歴史好きにも科学好きにもお勧めの図書となっています。

お恥ずかしながら,分析系研究室出身だったので,色々な実験装置に関する測定方法から解析方法まで知っているつもりになっていたのですが,この本で紹介されている【実験器具の大先輩】たちの話はほとんど知らず,非常に勉強になりましたし、たくさんの雑学を手に入れることができました。

学校教育現場での「実験」科目の増加

教員の働き方改革が進めば,授業で得た知識を利用する「実験」が増えると予想しています。実際に,授業は遠隔授業で十分なので,そのサポートやスキルを磨く方に時間が割かれるんじゃないかな?と想像しています。

「実験」が増えた時に,役に立つ本だとお勧めできます。目次からもわかる通り,書かれている内容は非常に「一般的」に使われる内容であり,小学生から高校生まで「安全に」かつ「深く」学べる内容です。

ただ,「測ったり」「計算する」だけでは、面白くない実験ですよね。

その際には、【科学史】という雑学ネタは非常に有効に利用することができると思います。また,生徒に貸し出しても理科の面白さに触れることができますし,先生が読んでも「へぇ~~」と思う内容ばかりです。

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