「地球は青く、そして丸いっす(笑)」サマーウォーズの世界はすぐそこ。【VR_Tomono Lab準備中】

「地球は青く、そして丸いっす(笑)」サマーウォーズの世界はすぐそこ。【VR_Tomono Lab準備中】

サマーウォーズ

細田守監督の「サマーウォーズ」を見たときの感動はいまだに忘れていません。当時は、博士を修了して助教としてアカデミアの世界にどっぷり浸かり始めたころ(何とも言えない笑)。

ジブリ映画もみてましたが、どちらかというと「ナウシカ」や「ラピュタ」のようなアクションもあるアニメ映画が好きでした。

「時をかける少女」もレンタルか何かで見たのか。。細田守監督の「サマーウォーズ」の劇場予告編を見たときに、単純にワクワクしました。

これは「見たい!」。

さて、ネタバレを嫌うので、ポイントだけ言うと

  • あんたなら 出来る!
  • しまって いこう
  • しゃんとしろ
  • よろしくおねがいしあぁぁす!

など、名言?格言ばかりです。

いまだに見るとアカデミア初期を思い出し、胸が熱くなります。
(細田監督!ありがとうございます!)

OZの世界

さて、サマーウォーズと言えば「インターネット上の世界【OZ】」。

サマーウォーズを見た当時の記憶はうる覚えですが、SecondLife、Orkut(閉鎖)、MixiFacebookなど、Twitterもあったのかな?

ソーシャルネットワーキングサービス(SNS)は新しいコミュニケーションのあり方を提供していたように思います。

Youtubeもこの辺りに普及し始めてましたっけ? (2008-9年頃)

そのため、「サマーウォーズ」を見たときに、

「いずれは,こんな世界になるんだろうな~。」
っと強く感じました。

この時に、バーチャルラボを作れば、もっと垣根を越えて色々と研究や教育が進むんじゃないかと

予算申請書の作製までしたのを覚えています。

結局、「ハッ!こんな文章を書いている暇はない」と我に返り途中で作文をやめましたけどね(専門ではないので)。

その後に、オキュラスリフト(研究で忙しくて購入を見送る)やプレステVR(見送り)が販売されてました。さんざん,好奇心をくすがれた結果、独立研究室をもってからオキュラス初のスタンドアローンである「オキュラスGo」を購入。

初めてのVR空間は「おっごわ!すごい!」という感想でしたね。その後もちょくちょくと遊びながらも、なかなかバーチャルラボの準備は進まず。

(私の専門はVRではないので当たり前かもしれませんが…)

地球は青く、そして丸いっす

バーチャルラボの作製のため、3Dプリンターを購入して3DCGを学んできました。いきなり、3DCGでもいいかもしれませんが、モノづくり研究者としては「手に取れる3Dプリンター」で3DCGをやったほうが楽しいんではないかと考えたわけです。

3Dプリンター関連の記事はコチラ

そして、研究室のメンバーも揃ってきたので、オキュラスクエスト2を購入。(随時、台数は増やしていきます。)

他にも、ケーブルケースなども。オキュラスは充電が90分ぐらいで切れちゃうのでケーブル(5m)は必須アイテムです。

また、何かと汗をかいてしまうので、目元クッション(洗えます)もあった方が便利です!!

遠隔授業を経験して思ったこと

コロナ感染症で急遽始まった遠隔授業。

今後を考慮すると,対面授業を安心して開始できる情勢ではないような気がしています。

ただ,良かったこともたくさんあります。その中でも,教員の「遠隔授業のスキル」が急激にアップロードされたことですね。

私自身もコロナ前後で、大きく授業スタイルも変わりました。授業の様子はこちらの記事

遠隔授業を通して感じたこと

そして、およそ2年間「遠隔授業」を経験して思ったことは2点

  1. これからの授業の形は大きく変わるだろうな!ということ。具体的には,上手な先生のオンデマンド授業が配信されていくのではないかと考えています。
    教室にいる教員の役割は、オンデマンド授業の管理と補助へと移行していくのではないかと考えています。そして,対面での教師の役割は、「実技(実験)」や「地域貢献」の割合が増えてくるのではないかと考えています。
  2. 教室でのライブ感の欠如。うまい言葉がいまだ見当たりません。教室で行う授業には,「教員の熱量」や「同級生の様子」といった付加的な要素があったことが改めてわかりました。オンデマンドやオンライン授業では提供しきれない「教員の熱量」のライブ感と「同級生という隣人の反応」が必要かもしれない。

この2点について,VR(仮想現実:Virtual Reality)やAR(拡張現実:Augmented Reality)を用いた遠隔が解決のひとつではないかと考えるようになっています。

まずは触ってみる。

何よりも大事なことだと考えています。

当ラボの阿部さん

名言が生まれる!

当ラボのモットーは「実践躬行」です。

とにかく,触って!感じてみる!ことに重きを置いています。

佐藤さん
初VRに感動

修士のお二人はなれたもの

グーグルクロムキャストでVRの視野を共有

VRはヘッドセットを付けている人しか楽しめないのも難点です。また、ヘッドセットは髪型が崩れるのも難点です。ARデバイスはまだ高いので、VRでスキルを身につけてから始めます。

さて、そんな難点を克服するためには、グーグルクロムキャストによるミラーリングが便利です。クロムキャストの類似品を購入してうまく接続できずに・・・・正規品を買いましょう。

VR画面をグーグルクロームキャストで中継(ミラーリング)して、プロジェクターで投影します。

接続方法などは特に教えずとも、Youtube等で確認後に実施。

Yotubeもすごいけど,YouTubeで何でもやってみる学生さんもすごいな~

では、早速!

無事にプロジェクターで投影できました。

これで、声だけではなく、VRで何を見ているかも皆で共有できます。

つまり、共同作業ができるってことですね。

まずは,VRの世界に触れてもらって、その可能性を考えてもらいたいと思っています。

オキュラス2では、コントローラーで手の感覚も体験できるので、積極的に使っていきます。

本業である研究でも着実に成果が出てきているので、これらの研究要素も入れて「バーチャルラボ」を構築していこうかと思います。

エネルギーデバイスの研究もしつつ、こういったことにもご興味のある学生さんの参加をお待ちしております。

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