当ラボの学生さんも出演しています。ご協力いただいた企業さんは,株式会社エスユーエスです。誠にありがとうございました。
「ブラウザで開くと360°コンテンツとして正しく動作しないので,YouTube『アプリ』から見るようにしてくださいね」
360°動画を作成するにあたり,非常に悩みました。スイカも食べました。
360°動画の魅力は,当然「360°の視野」があるところかと思います。または、物珍しさでしょうか。。。当ラボでもその可能性を探っているVRカメラで360°カメラで撮影されたものを見る場合は,自分がその中心におり,かなり感激しますが・・・・。
ただ,360°動画を見るためのデバイスは携帯電話がほとんどでしょう。
携帯電話の画面を動かすことで,様々な方向に画像があることは大変興味深いですが
・・・・うーん
この携帯を見たい方向に動かす使い勝手 は, 紹介動画 としては面白くないように思えました。
というのも,色々と悩んだ挙句(これを言ってはいけないのかもしれませんが),「携帯電話で見る限り,紹介動画って,360°動画でなくてもいいんじゃない!?」と思いました。紹介動画は,学内を案内するアテンドの目線に沿って,カメラの画角が動き視聴者はそれに従えばよいのであって,360°画面内では視線誘導するようなアナウンスはもはや不要に思いました。
視聴者に360°の好きな方向をみせる自由度を与えるのが360°動画の魅力だと考えました。だって,カメラの裏側が普段どうなっているか気になるでしょ??
このあたりの悩みについては,制作会社の株式会社エスユーエスの担当者に沢山メールでディスカッションさせていただきました。お付き合いしていただいた担当者のSHINODAさんとSAITOさんには大変感謝しております。
360°動画を作成する!のが前提で,当ラボの学生さんに色々と相談させていただきました。
- 360°の自由度の高い視線をどう活かすか?
- カメラ裏側をどうするか?
- 視線誘導するようなアナウンスは必要か?
- どんな画像が見たいのか?
- 普通の紹介動画を360°でやっても面白くない?
- 360°だったら何でも良い(思考停止)?
などなど。。。
360°の視点をどうする?
学生さんと相談していて、出てきた案がやっぱりVRゴーグルの「視点」でした。学生さんから具体的には,【試薬目線」を視聴者目線とするのはいいんじゃないですかね?という案でした。
なるほど!っと思いました。
- 試薬目線は視聴者としても未経験の方が多いはず
- 試薬目線だからこそ、360°の周囲を活かせる。
- 学生さんに会話をしてもらえば,後ろから・左から・右からの声が聴ける
- 学生の実験授業の日常感を出せるかも
- などなど、思ったわけです。
実際には、さらに制約として「1分間」というショートビデオでしたので,実験内容についてもわかりやすい簡単なものにしました。
ぜひ,試薬目線で学生の実験の様子をのぞいてみていただければと思います。▼
塩酸の水酸化ナトリウムによる「中和滴定」を360度カメラの試薬目線で撮影しました。
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