当大学のシステムとして,「とものらぼ」に配属されるのは学部3年の秋学期です。「とものらぼ」に配属されたみなさんにとっては,【当たり前すぎて】アピールポイントとしてアピールし忘れる点を改めて文章化しておきます。(「先生!これ書き忘れてます!」があれば教えてください。)
修士卒・学部卒での違いと言えば「回数」だけです。学部卒でもよっぽどタイミングが合わない限り経験します。
例えば,産学官のイベント事は参加する前は,「ラボの行事」だからと参加していたかと思いますが,参加後にはだいぶ印象が変わるかと思います。
「いい人って多いんだなぁ~」って。
大学生としての地域のつながりは,これまた面白いということに気が付くかと思います。また,熟練先輩や同期の「活躍っぷり」に焦ることもあるかと思います。また学会でも「すんごい人たち」と出会うこともありますよね。
そういった人たちと比較すると【自分自身の足りないところ】はたくさんあるとは思いますが,同時期に就職活動している人たちの中ではこういった点は十分アピールできますよという話です。
個人的には,「昨日の自分」や「ラボ配属前の自分」と比較してください。
ラボでの1-3年は すんごく変わります。
成長できます。
保証します。
さて,まずは「とものらぼ」の特徴について,それぞれについてざっくりお話ししますね。
研究
当ラボは,学内外から研究予算を獲得しています。
文部科学省の「科学研究費助成事業」から研究費を13年間獲得しています。以下のサイトで,名前を入力していただければ詳しい内容を見ることができます。
・KAKEN(科学研究助成事業データベース) > KAKEN
・関東学院大学 代表研究費ランキング > 日本の研究.com
また,関東学院大学に赴任後も学内外で学会賞を受賞しています。> 学生さんの受賞一覧はコチラ
この獲得資金と学会での活動からも国内外でも注目されえる研究を対象としています。また,この研究対象を軸にして各種の機器分析を使います。
当ラボでは,自分一人で「測定から解析」までをモットーとしています。当然,ほったらかしにせずに先輩学生が教えてくれます。
そして,このモットーの理由としては,大学で行っていた研究を就職後も継続するのはレアケースです。ただし,研究対象は変わっても,研究室で身につけた機器分析の知識やスキルは就職後でも活かすことができます。
日本学生支援機構「特に優れた業績による返還免除」に採用されています。
> 2022年度,2021年度
教育
当研究室には,教員志望の学生さんも多く配属を希望します。> 進学先や就職先
また,教職学生の模擬授業については相談にのりますし,私の授業のスキルを参考にして自分流にアレンジしてください。
この「物事を伝える技術」は教員だけに必要なスキルではありません。誰しもが身につけることで,自分の伝えたい内容について,話す・書く・作るを修得してもらいます。
YouTubeで授業も公開しています。 > チャンネル登録と高評価よろしくお願いします。「とものらぼ」
YouTube動画の振り返りとして「manaba」というクラウド型教育支援サービスを用いてラボ内で小テストも行っています。YouTubeを見るだけで終わらずに,重要な内容について小テストで振り返り学習を行うことで知識の定着も促しています。
また,3Dプリンター,360°カメラ,VRデバイスは当たり前として,ChatGPTなどの最新のテクノロジーに加えて,Twitterのアカウント運営( https://twitter.com/tomono_lab )などの経験も有してもらいます。
こういったテクノロジーは,意見を述べる前にとりあえず触ってみることが大事です。それで合わなければとっとと捨てて,自分に合うものを伸ばすべきです。
産学官の地域貢献 & 横断型のつながり
友野ラボの特色と言えば「地域貢献」です。シーサイドライン沿いの「LINKAI横浜金沢」を軸とした「ものづくり」や「小学校への訪問」等々,いろいろな活動を行います。
横浜市金沢区の泥亀公園でのイベント「Aozora Factory」に始まり,最近で言えばLINKAI横浜金沢の会社を学生目線でPRする雑誌の編纂にも参加しました。>> 詳細はコチラ (雑誌の内容も見れます)
また,理工学部には11の学科(コース)がありますが,修士中間発表として横断的な繋がりも形成しています。
これらの「地域貢献」や「学科横断のつながり」の【やり方】についてもご教授します。
- どうやれば,地域とつながれるのか?
- どうすれば,継続して企画を立ち上げることができるのか?
- 地域とのつながりを大きくするには?
- 企画する上で大事なことは?
- 何からやればよいのか?
などなど,実際にやってもらいますので,友野ラボを卒業・修了しても「地域を絡めた企画」を行うことができるでしょう。
アピール内容 (書き忘れがあったら教えて~)
これら,研究・教育・地域貢献を通して,同時期に就職活動している人たちの中で下記内容について十分アピールすることができます。参考にしておくのと同時に自分自身に自信をもってくださいね。
これまでに書かれている内容をこなしています。友野ラボでの生活は,研究も教育も地域貢献も行います。大いに学び・大いに自分を鍛え・大いにお話しして・大いに遊び倒しましょう。
あとは,自分が自信を持つかどうか!
あなたが思う「当たり前」は,「当たり前」ではありません。
- 最新技術・研究などを 5-10分程度にまとめて伝えることができる。(研究)
- 指導教員と密に連絡を取りながら研究を進めることができると同時に,測定や解析などの機器の扱いを個人で完遂できる。(研究)
- 分野を問わず最新の研究論文を探し,自身の研究のアイデアを補強したり,背景を明確にできる。(研究)
- オフィス(ワード,エクセル,パワポ)を当たり前に使え,ショートカットキーも使え,他者を意識した資料作成ができる。(研究・教育)
- 研究課題に対して,それに関連する知見を国内外の論文から探し出し,研究課題の解決を図ろうとすることができる。(研究)
- 他者のアウトプット資料(パワポや要旨)について,論理的飛躍や整合性の取れない点を指摘し,修正案を提示することができると同時に,加筆訂正の経験もある。(研究・教育)
- 発表資料に対して,質問ができるだけではなく,様々な層の聴衆を想定した話し方を経験しており,また想定質問集を作成することができる。(研究・教育)
- 長期(1-3年)のプロジェクトへの参加経験があり,実験過程で明らかになった課題へのアプローチや興味深い点を伸ばし成果をアウトプットした経験がある。(研究)
- 和文や英文の学術論文を書いた経験があり,受理されるまでの流れを理解している。(研究)
- これらの研究を進める上での所作を,個人及びチームとしても実施し成果物を得た経験がある。(研究)
- 自主的に最新の研究や教育について学ぶことができる。(研究・教育)
- VR,360度カメラ,ドローンの操作を経験したことがあり,流行に敏感であり,自ら情報収集を行い,自身で判断することができる。(教育)
- 機器分析,電気化学,無機化学,物理化学については多角的な学びを経験したうえで,後輩学生に対して講義をすることができる。(教育)
- 機器分析についてはYouTube動画を通して,その機器の性能を引き出すための原理を学んでおり,研究を通じて実践的に測定機器の操作方法や設定などを調製し測定と解析ができる。(研究・教育)
- SNSを運営し,個人アカウントではなく公的なアカウント運営の大変さや苦労を経験したことがある。また,フォロワーの増やし方やエンゲージメントやインプレッションを上げるための試行錯誤を行い成果を出したことがある。(教育)
- YouTube動画の撮影・出演経験があり,教育系・実験系の動画構成を考えたことがあり,いつでも遠隔授業等の遠隔動画に対応できる知識と技術を修得済みである。(教育)
- 教員志望の模擬授業に参加し,批判的な指摘や発展的な指摘を行い,同期のために意見を述べる経験をしたことがある。(教育)
- 中長期(1年)のプロジェクトにグループで取り組み,プロジェクトで成果を出したうえで,外部発信などをしたことがある。(産学官連携)
- 未経験の後輩・同期が参加する短中期(2か月-1年)のプロジェクトに関して,経験に基づく適切なアドバイスや進捗管理の方法などのマネージメントができ,成果を出したことがある。(研究・産学官連携)
- 地域を担う企業の役員や官に対して,対面及びメールでコミュニケーションをとり,ともにプロジェクトを実行し,成果を出した経験がある。(産学官連携)
- 自分の所属する学科コース以外の研究室の研究内容も知っており,横断的な繋がりの重要性を理解している。(研究・教育・横断)
- 地域には良い人が多いことも知っているし,個人で連絡先も知っている。(産学官連携)
- 研究室での活動を通して,コミュニケーション力を磨いており老若男女と会話ができる。(研究・教育・産学官連携)
- 指導教授のこれらの活動を見て聞いて学んでおり,指導教授のリソースをいつでも使用可能であることを理解しており同様のコミュニティーを作ることができる。(研究・教育・産学官連携)
最後に
産学官イベントに参加したいという積極的な学生たちは,授業中にでも声をかけてくれれば検討します。当ラボを選択してくれた学生さんを優先しますが,マンパワーが欲しい企画もあります。
このブログ記事は,思い立って作成したので,随時更新していきます。
ほしいものリスト
「とものらぼ」のAmazon欲しいものリストを作成しました。応援!よろしくお願いします。
氏名・住所をお知らせいただける場合は,配属学生さんからの「お礼のお手紙」を送付いたします。また,当ラボのブログにもお礼を掲載いたします。
今後ともよろしくお願いいたします。
コメントを書く